蝉時雨の奥日光中禅寺湖
5月28日、月曜日。一ヶ月半ぶりに蝉時雨の奥日光中禅寺湖へ。思いのほか厳しくて最大42cmのレイクトラウト4匹(ミノー3匹、スプーン1匹)。おまけに蝉ルアーで大型を掛けるも10秒ファイトですっぽ抜け!どうやら先週の奥利根からバラシ癖がついてしまったようです
5月28日、月曜日。一ヶ月半ぶりに蝉時雨の奥日光中禅寺湖へ。思いのほか厳しくて最大42cmのレイクトラウト4匹(ミノー3匹、スプーン1匹)。おまけに蝉ルアーで大型を掛けるも10秒ファイトですっぽ抜け!どうやら先週の奥利根からバラシ癖がついてしまったようです
4月3日。早朝はミノーイングに適したポイントへとエントリーする。明るくなるまで待つつもりだったが隣で連発してるAさんを横目に我慢できずスプーンで40cm強の「ほのぼのレイク大」(Aさん基準)を釣って取り敢えずボーズを回避する。
そして迎えた薄明のミノーイングタイム。ライズが散見されるが昨年の様な感じでは無くパターンを読めるほど続かない。Tさんから頂いたタミーミノー(仮称)ワカサギを結び温存していたポイントへ静かにキャストを開始。隣のAさんも無口に(笑)
残念ながら静寂を破るドラマは起きずAさんい曰くの禁漁時間(笑)に。私はともかく昨日ミノーで66cmのレイクを釣ったAさんもノーバイト。今年の目標であったミノーイングで解禁を迎えたいと言う願いは叶わず(T.T)駐車場で暫し友人達との談笑タイム。
Aさんの禁漁時間は早いが(笑)一般的な禁漁時間までにはまだ8時間以上もあり、行った事のない場所を中心にランガンする事にする。ミノーイングメインに地形を覚えるために時折スプーンを使うと時折バイトらしきものはあるが解禁3日目の日中ともなれば魚の反応は悪い。
そんな事をしているうちに本当の禁漁時間が近付いてきた。午後4時に入れ替わりの激しいポイントが空いたのですかさず入る。しかし、禁漁時間が近付き周囲を見渡せば釣り人は私一人。ここはダメなのだろうか?そんな不安が過る。
しかし、ここはTさんが勧めてくれたポイント。ここではないが昨日に彼は52cmのレイクを彼自身が製作するタミーミノー(仮称)で釣った。その彼の経験と勘を信じよう。夕日が疲れた目に沁みるが周囲の杭に同化してライズが起きるのを待つ。
※写真はイメージです(笑)
そして時合が刻一刻と近付くが朝と同じでライズは散見されるものの続かない。良型と思われるライズはインジェクションもタミーミノー11cmも射程外。もう時間が無い!そんな時に気晴らしに投げたスプーンが根掛しリーダーを組み直す事態に。
ロッドは一本。たとえ他にあったとしても岸に戻る時間が惜しい。手早くリーダーを組み終えたのがラスト5分前。もう何通りのパターンを試したのだろか?基本に帰って巻いては止めるいわゆるグリグリで勝負しようとライズのあったポイント近くへキャスト。
※上がベンドタイプ、下がストレートタイプ。共に2018年製作モデル。
タミーミノーベンドタイプが茜色の水面に着水し波紋が消える。グリグリ。ミノーの浮上姿勢は昼間に再調整し完璧だ。ミノーが浮きらないうちにパシャと何かが水面を割った。と同時にロッドに重みが加わる。やった!ついにきた!!引きの感触は30cmクラス。
すんなりと杭の前まで寄ってくる。小さなブラウンだ。針掛もテール一本だが下顎を貫通している。このサイズなら問題ないがバラさず大事に獲りたい。杭に巻かれないよう今年から使用している大きなネットを杭の前に突きだしランディング。
サイズを測るのを忘れましたが感動はサイズじゃない事を改めて感じさせてくれたブラウントラウトでした。正に執念の一尾。なんだ小さなブラウンじゃないかと笑う方も居るかもしれませんが私には難攻不落の秋利根鱒と同等の感動を与えてくれました。
4月2日と3日に中禅寺湖へと行って来ました。4月2日朝のプライムタイムに今釣行のミッションであるミノーイングで釣れずに焦りましたが、日が高くなってからはスプーンの釣りに切り替え60.5cm(手厳しい友人の計測😅)のレイクトラウトを釣る事が出来ました。今回の釣行でお会いした釣り人とFB友人の皆様お世話になりりました。皆様のおかげです。4月3日執念のミノーイング編へと続く…
前書き
中禅寺湖は観光では何度も訪れていますが実は恥ずかしながら一度も釣りをした事が有りません。釣り歴40年フライ・ルアーを始めて30年。一度はスポーツフィッシング発祥の地と言われる聖地で釣りをして見ようと思うのですが、今まで降海型のサクラマスと時期が重なるので中々足が向きませんでした。でも、昨年秋のブルーバックレインボーや先週のランドロックサクラマスをきっかけに、今年は湖に浮気も良いかなと少しだけ気持ちが傾きました。
利根大堰から見た男体山。その下の中禅寺湖にはどんな大物が居るのだろうか?
そして今日4月6日、利根川を中心に九頭竜から米代川遠征まで視野に入れましたが雨による増水のために全てで釣りなならない状況。凹んだ気持ちを払拭するために中禅寺湖に行って見る事にしました。昔からこの湖に付いては釣友達から色々聞いていますので頭でっかちになっては居ました。しかし、それは実釣とは別の話なのでそれを確かめるべく挑戦です。何事も新しい事はワクワクするものですね。
天候を確認するとこの日は午後から天候が崩れる予想。レイクは朝一勝負とも聞いていましたが早起きは苦手なので、天候の変わり目に全力で挑めるように体力温存のために朝マズメを捨てての確信犯です。
幸いなことにとあるSNSの友人が前日から中禅寺湖入りしており、朝マズメにレイクを一本獲ったとの連絡を受けました。本流のサクラマスならいざ知らず中禅寺湖は初めてなので迷わずにお邪魔することにしました。そこは足の不自由な私にとっても足場的にも良い場所だったのが幸いでした。
場所はイメージです
到着は9時。友人も朝マズメの1本以外当りすらない状況のベタ凪(笑)しかし、予報が当たれば正午頃から良くなるはず。それまでに底の状態を探るためにマシンガンキャスト。調査にはラインも流されず凪は持ってこいでした。調査中に何度かチェイスが有り一回は目前でヒットしましたが即バレでした。
正午頃に遠方の友人が帰ると言うのでヒットカラーを密かに教えて頂きました。その辺は私はプライドが無く節操が有りません(笑)手持ちの中に唯一同じ系統のカラーの物が一個だけ有ったので早速キャスト!シビアな底釣りの開始です。崖下を釣るような感じで丁寧に岩一つ一つで誘いを掛けながら巻き上げます。イメージ的には少年時代に良くやった生餌を使ったイワナ釣りと同じです。
半分くらい巻き上げた所で抑え込むような大イワナの独特なグネグネ感を感じました。固い顎に貫通させるため強烈に合わせを入れるとグネグネしながら湖底へ引き込みます。ドラグ設定が甘かったためかなり潜られてしまいました。ポンピングで掛かった位置くらいまで戻しましたが、時すでに遅く岩か木なのか分かりませんが動かなくなってしまいました。
その頃には友人も駆けつけてきてアドバイス通り暫くギリギリのテンションで待つことにしました。しかし、5分位しても変化は有りません。待ちきれない私は少しポジションを変えて煽ってみました。すると生命感がいきなり消えてルアーが外れて戻って来てしまいました。掛かりが浅かったのでしょうか良く分かりませんが完敗でした。ザイズ的には分かりませんが先々週に利根川で掛けた80オーバーの鯉よりもトルクは有りました。
その後は友人も帰り他の方もいなくなり広大なポイントを独り占め。ラインシステムをPE1号ナイロン5号からナイロン10lb.フロロ5号に変更。トレースコースは遠慮なくやり放題に(笑)解禁から攻め続けられてスレっからしになってるようで手前まで追ってきて、ブレイクに来て慌てて反転し水面に姿をさらす奴まで居ます(笑)でもデカくないなぁ贅沢言えないけど。この状況は普段は砂漠のような所でサクラマス釣りをしている私にとっては夢の様な状態です。魚影が濃くてウハウハです。釣れないけど。
追っては来るのだからコースとラインシステムとルアーはマッチしてるようなので、様々な事をやって最後は結局オーソドックスなやり方でブラウンとレイクをヒットさせ無事ランディング。もっとも38cmと50cmだったので正直に言うとファイトはちっとも楽しめませんでした。しかし、初めて手にする中禅寺湖の魚達なのでそれには大いに感動しました。初めて手にするレイク本当に嬉しかったです。姿さえ見ぬままに終わった大型への序曲としてその姿は記憶に刻まれました。
私は今までサクラマスバカでしたがレイクトラウトも違った魅力が有りますね。でも容姿だけで言ったらサクラマス最高!!なのは変わりません(^^;
しかし、何時かは今日やられたレイクを釣ってはみたいですね。これからは二足の草鞋を履くことになりそうです。帰り道、神戸の花桃をみてたら大物バラシた凹んだ心が少しだけ癒されました。