今季最後の利根川釣行を終えたので今年の利根川本流(遡上魚編)の私的総括をさせて頂きます。
今年の板倉から水上(藤原ダムより上流を除く)間の利根川本流釣行は22回で、リザルトは利根マス48cm,43cm,42cm,40cm、戻りヤマメ36cm,35cm、尺ヤマメ4匹でした。利根マス(戻り含む2割7分3厘で尺上を含めた打率は4割5分5厘でした。小型が多い年の様でしたので40upが4本獲れたので十分満足な年でした。
定休日のみの釣行なので毎年苦労してますがこうして数値化してみると私的には平年並みな印象を持ちました。ただし、本来なら打率を稼げるはずの自宅から近いエリアで条件に恵まれず、そんな中で訪れた千載一遇のチャンスをバラシでものに出来ず苦い思いをしたシーズンでもありました。
なお、利根マスと戻りヤマメの区別は単に40cmで区切っているだけで生態的に区別はしていません。また、戻りヤマメと尺ヤマメも遡上系か居着きで適当に判別しているだけの単なる独り善がりなマイルールです。
9月16日利根マス40㎝
9月2日利根マス42㎝掛かり所が悪く死亡(T.T)
9月2日尺ヤマメ
令和元年5月13日(月曜日)。郡馬県から岐阜県長良川へと遠征しサツキマス(長良マス)と出逢うことが出来ました。今まで降海型サツキマスは北陸でサクラマス釣りの嬉しいゲストとして最大46cm(写真の下がサツキ、上・中はサクラ)を筆頭に数匹釣っていますが、本来の生息域であるアマゴ域で釣った正真正銘の降海型サツキマスは今回の長良川釣行が初めてです。サツキマスの聖地と言われる激戦区の長良川での一尾は喜びもひとしおです。
サイズは体高の有る40cmで地元の方曰く河口堰稼働後の平均からすれば大きい様です。2015年の長良川初釣行の時に目玉を残してバラシてから4年振り2回目の再挑戦でその雪辱を果たす事が出来ました。見慣れたサクラマスとは違ったさり気なく控えめな朱点が印象的でした。そしてダムの無い清流と言われる長良川の水質にも感動させられました。
令和元年5月6日(月曜日)。令和初釣行にてサクラマス(利根鱒)と出逢うことが出来ました。利根大堰よりも上流の水量が多く押しも強い区間の瀬頭で釣ったので楽しめました。先週のフレッシュランとはまた違った鱗のしっかりとした美しい魚体でした。サイズも納得。体力ある魚は遡上速度が速い事を再認識。全てに感謝。
平成31年4月29日(月曜日)
平成最後となるサクラマス(利根鱒)と出逢うことが出来ました。今年も運良くファーストランに巡り合いました。地元とは言え週一釣行なので中々タイミングが合わず毎年綱渡りです。全てに感謝。 多くは語りません…
今回は遠征釣行に明け暮れた若い頃は往復800kmなんて当たり前の様に夜討ち朝駆けしてましたがもう体力的にも金銭的にも厳しいと悟りました。初めて赤川新川へ行ってから今年で30年弱。16年振りに訪れた新川は懐かしさも有るけど新鮮でも有りました。3年前に17年振りに行った九頭竜川の変貌ぶりには驚きましたが、新川は一部の道路事情が異なるだけで変わっていませんでした。
しかし、それはルアーをキャストするまででした。月山ダムが完成してからは春先の大増水が無くなり底が埋まり浅くなったと聞いていましたが本当でした。先ずはサクラマスが一時的に止まりそうなストラクチャを探すため朝4時頃から明るくなるまでボトムを探ります。これには先週の中禅寺湖での釣りが役立ちました。以前の様なロストしまくりのストラクチャは全くなくてめぼしいストラクチャは僅かしかありません。
そして一通りボトムリサーチが終了しサクラマスが動き出すであろうと思われるタイミングまで場所を休ませました。ストラクチャが少なくなった半面それを絞り込むのは楽になりました。満を持して核心のストラクチャ脇を通す事3回目に答えが出ました。サクラマス特有のファイトではなく水面下でグニャグニャとした先週のレイクトラウトの様な引きに赤川名物アメマスだなと思い強引に寄せます。
重量もそれ程ないので簡単に寄ってからサクラマスだと確認。しかし、ここからは過去に泣かされた事も有る要注意の三段名物の階段状護岸です。フックの掛かり所を確認すると鼻っ柱に浅く掛かっているだけなので慎重にドラグ調整をして最後の突込みに備えました。あぁ久し振りの君もヤッパリ手前の護岸に突っ込むのね(笑)それをロッドを突き出すようにかわすこと2回。柄が長くて一辺75㎝のネットで危険ゾーンを回避してランディング。
往年の赤川鱒のサイズには敵いませんがこれぞ赤川鱒と言っても差し支えない体高あるサクラマスでした。今回の釣行にあたり20年前の某MLの元メンバーの方々や私のサイトの掲示板に書き込んで下さった皆様の現在の赤川の道路状況含めた現況が役に立ちましたことをここでお礼を申し上げます。おかげさまで懐かしい顔や風景を見て旅を愉しむことが出来ました。偶々釣れた赤川鱒は送り出してくれた家族に感謝して振る舞いました。
九頭竜川での自己記録68㎝、神通川の激瀬での4kgオーバー、越後荒川でのハットトリック、そして16年前ラスト遠征の赤川サクラマス、今まで遠征で釣った三桁近いサクラマスの姿が走馬灯のように蘇えりますが、今遠征の過去と現在を結んでくれた赤川のサクラマスも心にしっかりと刻まれました。有難う赤川!そしてサクラマスの女神様!
中禅寺湖解禁!今年の解禁日は定休日と重なったので人混み覚悟で行って来ました。今回は50クラスのレイク2尾と40以下のブラウン2尾。終日氷点下の暴風雪で凍てつく寒さでしたが狙い通りミノーで釣れたので楽しめました。それにしても2日目の厳しい条件下で釣れたレイクは嬉しかったです。
何となくニジマスの回遊ルートと時合が掴めた様な気がするので、来週の中禅寺湖のリハーサルと言う事で友人を某湖へと案内し2人で検証してみました。結果、前回同様に21gジグスプーンでそれぞれ一尾を釣る事が出来ました。
しかし、ここのサクラマスはどうしたのでしょうか?友人の釣果を入れてもサクラマス1に対してニジマス5ですっかりニジマスの湖になってしまいました。サクラマスの回遊ルートへルアーが届いていないと言う可能性が高いです(^-^;
でも釣れれば綺麗な魚と言う事には変わりは有りません。来週からは中禅寺湖や利根川も始まるのでニジマスの謎の解明は先送りとなりそうです…